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世界の水環境問題に興味を持った高専生が香川からインドネシアにトビタチます。インドネシアの日常、環境にフォーカスした活動をご紹介します。【トビタテ4期、トビタテ!留学JAPAN】

イスラム教のお祭り 犠牲祭とは? [前日編]

[ 犠牲祭の前日編 ]

こんばんは!いよいよ、犠牲祭※の前夜となり近所のモスクでもお祈りの声が聞こえてきています。バイクや軽トラの荷台にスピーカーを乗せ、お祈りの周知の声に合わせて太鼓を鳴らす、もう一台は空気砲を鳴らすといういつもとは違った珍しい雰囲気です。

 

 ※犠牲祭とはイスラム教徒が唯一神アッラーへの信仰を示し、動物への感謝を行う重要な行事の中の一つです。(↓詳しい内容は過去記事にてまとめました。)

ohno-san.hatenablog.com

 

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        モスクでの犠牲祭のイベントを行う告知

 

行事の前夜のことですが、たまたまムスリムの友人に夕飯を誘われて久々に会うことになりました。他愛もない話をしながらも明日の行事についての話※ を聞ける機会があったので、その中で特に新しく知った点についてご紹介します。(※一般的な考えや習慣ではあっても、必ずしも全てのムスリムに通じるものとは限りません。)

 

犠牲祭の前日は断食を行う

ムスリムは犠牲祭の前日には断食を行います。これはラマダン月の習慣と似ていますが、神聖な儀式の前に欲を捨てて体を清めるという意味があります。

断食は日の出から日の入りまで行われ、断食期間中は怒ったり、喫煙したり、世俗的な欲を持つことを基本的に禁止することを義務としていますが、健康のリスクや旅行中など特別なリスクを持つものは、行わなくても良いとされています。

ここからは完全に個人による話ですが、やむを得ない事情によりできなかった断食は日を振り替えたり、モスクによってお金を寄付したり、そのままスキップするという手がありますが、ほとんどの方は何かしらの方法で補填を行っているようです。

 

犠牲祭当日は断食は許されない?

こちらも犠牲祭前日の断食同様に初めて聞いた話ですが、犠牲祭当日の断食は絶対にダメだそうです。モスクなどで牛、羊、山羊、(インドではなんとラクダも)が犠牲にされたのち、捌かれてその場で串焼きにされたのち、貧乏で普段十分に食べられていない人や、イベントの手伝いをしてくれた人に対して施しとして賄いが受けられます。

このように動物の命をいただくということから、食べ物に感謝すべき日に断食をすることは良くないというような意味合いがもたれることが考えられます。

 

 

以上、犠牲祭の前日編でした!

 

 

あとがき・・・いつもは多い記事でも500いかないぐらいですが、以前の記事は1500アクセスほどいただきました。最近はインドネシア語での情報収集が簡単になってきましたので、現地でしか得られないような面白い情報があれば、また更新していきたいと思います。