香川からインドネシアへ✈︎

世界の水環境問題に興味を持った高専生が香川からインドネシアにトビタチます。インドネシアの日常、環境にフォーカスした活動をご紹介します。【トビタテ4期、トビタテ!留学JAPAN】

帰国とトビタテ!事後研修と就活 2017年3月

しばらく就活や研究などで余裕がなく、更新できていなかった部分を月の活動ごとに紹介していきたいと思います。

今回の話題は

・トビタテ!事後研修

・就活

・活動取材

の3本です

 

1 トビタテの事後研修にて

トビタテ!留学JAPANの留学日程は正式には2017/02/29まででしたが、荷物整理や友人との別れなどでバタバタするだろうと思って10日までは現地のジョグジャカルタに滞在していました。

 11日の夕方に香川につきましたが14日には就活で東京へ、18,19日はトビタテ!の事後研修で留学のフィードバック・YGL (ヤンググローバルリーダー)と呼ばれている方々のお話を聞いて、視座を高めてどのように活躍するかについて考え・話し合いました。世界中に留学しているトビタテ生と会って話をするだけでもとても楽しかったです。

事後研修にて講師をしていただいた中の一人の安部敏樹さんという方は、社会の無関心を打破するというテーマで「リディラバ」という団体を立ち上げて社会問題の解決や可視化に取り組んでこられていました。

 社会問題の"壁"として、そもそも関心が持てないという"関心の壁"、社会問題についての情報が広まりにくいという"情報の壁"、問題が起きている現場に関わりづらいという"現場の壁"の3つが述べられています。

ジョグジャカルタでの例を考えてみる

 例えば自分に思いつく水環境問題だと、留学していたジョグジャカルタという都市では生活排水の垂れ流し、企業の排水処理が十分な処理水質に満たしていないところもあり、家庭・産業からの水質汚濁問題が深刻になっています。そして解決も水処理技術の問題だけでなく、資金面、材料調達、住民・地方政府の理解、教育、人材育成、文化・宗教理解など複雑な構造になっており、そとから来た人が水処理は大切!と主張してもうまくいくはずがなく、本当はもっと深いところから現地に寄り添って一緒に解決していかない解けない問題なのです。

 そこで、排水を自分の身の回りから排除すればあとは自分には関係がないだろう/川が汚れても生活には困らない等の無関心からくる"関心の壁"そもそもどれぐらい汚れていて何が問題なのか?自分たちの住んでいる地域はどこでどんな技術で処理されているの?という"情報の壁"、実際に自分たちは何を手伝えるのか?汚い・臭いイメージがあって関わりたくない等の"現場の壁"の3つが挙げられます。

 現地の情報誌を読んでいても政府がいくら頑張っても住民が興味を示してくれない、デメリットが浮き上がってしまい話が進まない、教育不足ということが挙げられており、地方政府と住民のお互いの理解・協同が必要と叫ばれています。

 

 講演を聞いて著書の2冊を購入して読んでみました。どちらも大変ためになりますが、まずは気になるテーマで選んでみてもいいかもしれません。

 

いつかリーダーになる君たちへ

いつかリーダーになる君たちへ

 

 

日本につけるクスリ

日本につけるクスリ

 

 

2 就活に励んだ3月、4月

 そもそも僕は2016年2月ごろまでは大学院への進学を考えていましたが、留学中に気が変わり急に就活の情報収集をし始めました。普通の大学生の感覚では遅すぎますが、高専生の感覚でいうと早すぎるようです。(求人倍率は高いので被りがなければ企業に行けるという程度にしか考えられていないのかもしれません。)

 廃棄物処理・水環境・水インフラ・浄水/排水処理という業種に絞って就活を続けていましたが、結局のところやりたい仕事/業種を最優先して地元ではなく東京の企業への就職が決まりました。就活中の勉強では、海外の水環境・インフラだけでなく、日本の上下水インフラの維持更新問題など十分大きい問題があったことに今更気づき、どちらかといえば国内(全国)の水事情の問題解決に携わりたいと考えるようになりました。

 これまでの土木・環境工学についての学び、実践、考え方などに加えて、会社に入ってからも現場から学んでいきたいと思います。

 

3 西日本で活躍する学生を紹介するサイト「ウェスタ」さんからの取材

 2年ほど前にフィリピンのスラムにて活動を行う広島の学生NGOにて知り合った友人の運営する学生紹介に取り上げていただき、タイに留学していた香川のトビタテ生も一緒に収録をしました。現在、ウェブサイトと動画編集を行っているようなので完成次第リンクを貼ります。

 今まで参加したプログラムとそこで学んだこと、なぜ海外まで行くのか、そもそも水に興味を持った理由とは、というテーマでお話をしました。

 中国・四国まで車に乗って取材をしているようで、留学だけでなくサークル活動や面白い事をしている人を探しています。地方の留学機運、学生の活動を活発化させて行こうというテーマで活動をされていますので、自薦他薦問わずご連絡ください!

f:id:ohno-san:20170625171939j:plain

インタビュー中の筆者(奥)とウェスタの友人(手前)

 

次回は4月の内容で、就活と読書(水ビジネスについての勉強)編です!