香川からインドネシアへ✈︎

世界の水環境問題に興味を持った高専生が香川からインドネシアにトビタチます。インドネシアの日常、環境にフォーカスした活動をご紹介します。【トビタテ4期、トビタテ!留学JAPAN】

ジャワ語 始めました

年末になりましたがインドネシアでは暑い日が続いています。最近は雨季にしては雨が少なく、代わりに風が強いという様子です。

日本のクリスマス、イルミネーション、正月休みという雰囲気がとても懐かしいです。

 

そんなインドネシアでの休暇ですが、クリスマスを遊んで過ごした後はインドネシア語検定に向けた勉強やジャワ語の勉強に力を入れています。

今回ジャワ語を勉強する理由ですが、

・研究調査で村に入る時にジャワ語で簡単な挨拶ができることで、交渉が有利になる、住民に安心感をあたえられる。

・せっかくジャワ語のスタンダードの一つであるジョグジャにいるので、勉強しないと勿体無い。

・親しい友人、ジョグジャ市民、インターン先、日常でジャワ語を使いたい、理解したい。

・言語と文化の理解 という感じです。

 

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ジョグジャの語学学校、前回はインドネシア語コース、今回はジャワ語コースです。

 

インドネシア語

 インドネシアには約738の言語が存在し、公用語インドネシア語とされています。マレーシアとインドネシアの交易地であったスマトラのリアウ地方の言葉を元に作られ、言語を統一するためにより簡単な言葉が選ばれたそうです。そしてマレーシア語をはじめとして、オランダ統治時代の名残からオランダ語イスラム教が多数を占めるためアラビア語、そして英語やジャワ語にも影響を受けています。

 

ジャワ語の難しさ

ジャワ語の一番厄介なところは(一番喋れる人が多いはずなのに公用語にならなかった理由の一つだと思いますが)、4つのレベルに分かれていることです。日本語のように尊敬語や丁寧語、友達との話し言葉、スラングなどがあります。

4つのレベル

① Krama Alus  年上に対して使う言葉

② Krama     初めて会う人、年上に対して使う言葉

③ Ngoko Alus     結婚して大人になった友人に対して使う言葉

④ Ngoko     近い友達同士、家族、子供が使う

厳密に言うと、まだ分類があり  Bagongan ...王宮で使われる言葉、Krama madya... スラングなどがありますが主に使われるのは上の4つです。

あくまでもイメージですが、日本語の「食べる」という動詞が、食う、召上る、お食べになる、いただく、のように変化するのと似ていて、ジャワ語のレベルを間違えて文章を作ってしまうと、「お昼は何を食いましたか?」というような、変な文章になりかねません。

また、母音の発音も単語によって異なるので注意です。Kramaはローマ字読みだとクラマですが母音で終わっている(nなどの閉まる音がないので)クロモと発音します。

 

自己紹介に必要なフレーズですが、これもジャワ語だと4種類あります。

B/I (インドネシア語) : Anda namanya siapa?

Krama Alus: Panjenenganipun asmanipun sinten?

Krama        : Piyambakipun naminipun sinten?

Ngoko Alus: Panjenengane asmane sapa?

Ngoko        : Phewahe jenge sapa?

全てあなたの名前は何ですか?という意味ですが、相手と自分の立場によって使い分けます。単純にインドネシア語の4倍のフレーズを覚える必要があります。

 

ただし、一度に全てを使い分けることは難しい(ややこしすぎるので)

・村に調査に行く時はKrama Alusや使いそうな挨拶もメモしていく

・友達に対してNgokoを使って喋りながら、教えてもらう

・ある程度ジャワ語のセンスをつけて日常生活に役立てる

というような活用の仕方を目的にしています。

 

まだジャワ語の授業1日目ですが、あと4日間できるところまで勉強したいと思います。

 

それではよいお年を!

 

※言語に関する説明不足、誤りがある可能性があるため後ほど修正を行うかもしれません。